第71回学生書道展を終えて
- Tomoko Orikawa
- 11月24日
- 読了時間: 2分
更新日:11月27日

第71回 学生書道展終了のご報告
——未来へ向かう子どもたちとともに——
晩秋の澄んだ空気の中、いちょうが鮮やかに色づく季節となりました。
このたび、第71回学生書道展が無事に5日間の会期を終えることができましたことをご報告申し上げます。連日、多くの皆さまにご来場いただき、会場は子どもたちの作品が持つ力強さと、書に向き合う純粋な眼差しが生み出す温かな雰囲気に包まれました。
最終日14時から行われた表彰式には、初宿市長ならびに美濃部議長をお迎えし、子どもたちの努力を称える温かいお言葉を頂戴しました。ご多忙のなかご臨席いただいたことに、心より御礼申し上げます。
また、開式にあたっては、連盟会長である 菅沼先生より「メタ認知と書道」をテーマにしたお話がありました。
書道が単なる技能の向上にとどまらず、「自分を俯瞰し、整える力」を育てるものであること。これは、学齢期の子どもたちにとって非常に大切な学びであり、書に携わる私たち大人にも改めて気づきを与えてくれます。
今回の展覧会では、子どもたちの表情に大きな成長を感じました。
思い通りに書けた喜び、悔しさと向き合う姿、作品を前にした誇らしさ。
その一つひとつが、書道が持つ豊かな教育的価値を物語っています。

作品の完成に至るまでには、日々の積み重ねや、壁を越えようとする姿勢、そして指導者や家族の温かな支えがあります。
今回の展覧会は、それらが一堂に結実した場であったと感じております。
ご支援いただいた保護者の皆さま、ご指導の先生方、準備・運営に関わられた多くの関係者の皆さまに、改めて深く感謝申し上げます。
お一人おひとりのお力添えがあってこそ、子どもたちが晴れやかな気持ちでこの舞台に立つことができました。
子どもたちの未来は、作品と同じように一人ひとり異なる線を描きます。
その線がのびのびと、しなやかに伸びていくように、今後も私たちは書道を通じて寄り添い、支えていきたいと考えております。
来年もまた、さらに充実した展覧会をお届けできるよう、日々の活動に努めてまいります。
引き続きあたたかいご支援とご指導を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
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