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学生書道展

八王子書道連盟は、創設当初より青少年の育成を重要な使命として掲げ、昭和29年に第1回学生書道展を開催して以来、70年以上にわたりその伝統を守り続けております。

筆を手にする子どもたちが一文字に心を込める姿は、まさに「書は人なり」を体現するものです。書を通して集中力を養い、礼節を学び、自らを表現する喜びを知ることは、未来を担う若い世代にとってかけがえのない経験となります。

以前は会員の書道教室の生徒さんの参加に限られており、会員先生方を頼りにしてまいりました。しかし、指導先生の高齢化にともない教室が閉鎖になると書道を続けることが困難となります。書道は日本人が培ってきた芸術であり、絶やすわけにはいきません。

現在、八王子市議会・八王子市教育委員会へ働きかけて、八王子市の全小中学校の生徒が参加できる仕組み作りを検討しています。

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 席書きによる学生書道展の魅力を紹介します。

【魅力①】 

生徒さんはたくさん練習を重ねて、本番の席書きに挑みます。本番ではそこで渡される「たった二枚」の条幅紙に書きます。

生徒さんはものすごい緊張感と戦いながら「ぶっつけ本番」で書くことになり、集中力・忍耐力の訓練になります。

【魅力②】 誰の助けもなく自分ひとりで書きます。これから社会へ巣立つ前の良い訓練になります。「ぶっつけ本番」の席書きを実践しているのは三多摩地域で八王子書道連盟だけです。

単なる競技や展示を超え、子どもたち一人ひとりの成長を温かく見守り、地域ぐるみで文化を継承していく願いが込められています。

筆の一画が心を結び、人を育て、未来をひらく——

八王子書道連盟はこれからも、書を通じて青少年の健全な成長を支えてまいります。

​​第71回学生書道展 入賞者一覧 

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